舌と歯並びに関して①~開咬との関連~
2017年12月4日
こんにちは、まなべ矯正歯科クリニック 真鍋です。
本日は先月大阪で行われた日本舌側矯正学会 学術大会で勉強してきたことを書こうと思います。
今回の学会のテーマは「開咬」でした。
「開咬」とは奥歯で咬んだ時に前歯が接触していない状態の事を言います。
常に奥歯だけが当たっているため、長い期間かけて奥歯が削れてきたり、ダメージが蓄積されていくといった
リスクを持っています。
開咬は矯正治療においても、治療難易度は高いと考えています。
なぜ開咬になるのか?それは色々な要因が重なっておきていることもあります。代表的な例として
①舌を前へ突き出す癖がある。
②骨格的に下顎が下方向成長している。
③奥歯の高さが高い。
などがあげられます。
特に今回は舌の癖に関して書きます。皆さんは普段、舌をどこに置いていますか?
そんなの意識したことないよ、と思われる方も多いと思います。舌をどこにおくか?また唇との関係は歯並び
に関して大きな影響を及ぼします。
舌の置き場所は「口蓋(上あごのなだらかな傾斜のあたり)にリラックスした状態で挙上している」
というのが正解かと考えられています。いままで意識されてなかった方は是非覚えておいてください。
長くなりそうなので、今回はここまでにしておきます。次回はもっと詳しく掘り下げていきたいと思います。